フィギュアスケートのジャンプが陸上で上達する? 【バネトレトレーナーに会ってきた】

こんにちは、Zメです。

久しぶりの取材記事です。

今回はフィギュアスケートを少し特殊な立ち位置からサポートするトレーナー、

東信幸(あずま のぶゆき)さんにお会いしてきました。

実際に少しだけ僕自身もバネトレを経験してきました。

ちなみに、

小塚くん
小塚くん

「この人取材してみたら面白いんじゃない?」

って繋いで頂いたのが経緯です。

小塚君ありがとうございます。

フィギュアスケート限らず、運動神経に悩んだことある人は是非読んでほしい記事になります。

自分も小さい頃にこのトレーニングに出会ってたらいい方向に変わっていたかも?

って思いました。

目次

プロフィール

東信幸(あずま のぶゆき)

フィギュアスケート経歴

・フィギュアスケート7級所持者

・小5からシングルが始める

・小6からシンクロナイズドスケーティングもはじめ、シングルと兼業

トレーナーとしての実績

・フィギュアスケート全日本ノービス選手権 出場者18名指導

・フェンシング全国小学生大会優勝選手(男子)、全国中学生大会優勝選手(女子)指導

・順天堂大学駅伝部導入トレーニング

・その他、Bリーグ選手や劇団四季など、20種目以上のスポーツ選手を指導

バネトレとの出会い

元々運動がとても苦手な東さん。

スケートも始めたのが遅く、高3くらいまで4級までしか所持していませんでした。

高3でバネトレに出会い、一気に7級まで取得できたのが、バネトレに興味を持つ。

ジャンプでいうと3Lzまで飛べるようになったとのことです。

バネトレとは?

筋肉のゴムのような性質を使うことで
運動センス開発トレーニング

バネトレをより理解をして頂くために、ある質問をします。

運動が得意な人も不得意な人も是非一度考えてみてください。

高く飛ぶにはどうすればいい?

膝をなるべく曲げる?

足首も一緒に使う?

気合?

自分も東さんにこの質問をされた時、

膝を曲げてから、伸ばすタイミングを合わせるとか、

同時に足首を使う、とか、たくさん膝を曲げるとか答えましたが、

実は答えはもっとシンプルでした

重心を下にかけるだけ、あとはバネのように反動で上がってくれるのです

完全に無意識でした。

図でみてみるともっと分かりやすいです。

形を止めて→弾ませる

こちらがバネトレの基本的な概念になります。

バネトレでは、

今色々言語化したように、力の入れ方や動作を分解して

運動ができる人が無意識できていることの感覚、すなわち、

できない人が知らない動きを学ぶところから始まります。

物理と感覚を繋げることができる新しいトレーニングですね。

確かにどの競技の指導者も、実績が豊富だったり、元から運動センスがある人が多い傾向がありますよね。

そのためバネトレは

運動が苦手な人→ できるようになる喜び

元から運動ができる指導者→ 無意識でできていたことの言語化ができて指導の幅が広がる

双方にとってメリットがあるトレーニングだと思いました。

自分は現役時代、氷上の外で、スケートのことを考える時間もありましたが、

ここまで言葉に落とし込めて、動作を整理をすることは思いつきもしませんでした。

なんというか、フィギュアスケートってイメージが大事なのかなーっていうのは分かっていましたが、ぼんやり思いながら、練習していました。

もっと曲げてーとか足首を使ってーとか言われるので意識はしますが、もっと細かくこういうアプローチをして練習をしていたら、またいい方向に変わっていたかもしれなかったですね!

バネトレでは先程の図を参考に生徒自身でやりたい動きについて、考えさせて、言葉にして、なにができないか落とし込み、その人にとって1番ためになるトレーニングを考えます。

それにより、

なぜストレッチが大事なのか、

なぜこの筋トレがいいのか

っていう何気ない疑問がとても細かく理解できるようになります。

競技中に知ることができれば、目的が明確になり、意識がいい方向にいく期待が大きいですね!

東さんの思い

東さん
スポーツ業界で将来の選択肢が少なくて、困っている人を助けたい。

アスリートのセカンドキャリアについても同じことが言えるけど。

また、結局外を知らなくて困っているわけだから、外を知る機会を増やしたい。

スポーツ業界は狭い業界なので、新しいことを導入するのは簡単ではない。

それでもより良い変化ができるように、発信力をつけていきたい。

いまは例えば、体の角度とか数値化して測定するアプリを導入する予定。

スケートに限らずスポーツ指導者の育成もしたい。バネトレのノウハウを落とし込んで、指導軸を構築したい。スポーツの横のつながりを作りながら、理論と感覚をどちらも伝えられる指導者育成塾を構築に力を入れている。

そうすると、バネトレをベースに生徒×指導者×バネトレでより濃厚な連携が取れるようになって、怪我の防止にもつながり、自分でできる力を身に着ける習慣を根付かせられたらいいなと思う。

最終的に運動神経に悩む人を少しでも減らすのがゴールです。

まとめ

なかなかフィギュアスケート業界では滑っている人とコーチしか表向きは見れませんが、

舞台の裏側で今回の記事の東さんのような思いをもって

競技者を支える人がいるということを自分も改めて感じることができました。

読者の皆さんも少しでも選手のまわりに色んな支えがあってこそ、いい演技ができているということご伝われば幸いです。

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