どうもこんにちは、Zメです。
ご存知の方も多いと思いますが、2019年度全日本フィギュアスケート選手権を観戦してきました。
今年からアイスタッツという、演技中の最高時速とトレースを可視化する画期的なシステムが導入されました。
色んな選手の最高時速とかリンクのカバーとか話題になって、スピードについて何が凄いのかもっと書きたいなーって思ったのでこの記事を書こうと思いました。
スピードが早い凄さを3つに分けました。
スピードを出せる勇気・度胸・自信
まず前提に選手であれば全員それなりにスピード自体は出せます。
練習ではウォームアップ兼基礎練習として、
毎日一回はダッシュする練習をするのが当たり前なので。
量と時間はコーチや地域によりけりですが、
クロスで∞の字の練習やリンクをMAXスピードで数週する練習が必ずあります。
なので、皆やろうと思えば結構の速度を出せます。
ただし、ジャンプを必ず成功させないといけない演技中にスピードを出せるかどうかは別!
演技中自分の得意とするジャンプの前はわりと強気になってスピードは確かに出せますが、それでもせいぜい自分の中で8割くらいの加減で速度を調整しています。
スピードを出すと確かに楽にジャンプが飛べますし、上手くいけば着氷もスムーズになってGOE加点も期待できます。
しかし、当然リスクもあって、踏み切る際にスピードと勢いに負けないようにその分のエネルギーも使う上、タイミング一歩間違えれば抜ける可能性もあります。
なので、度胸と勇気と自信が必須と言えます。
上記の理由から、
わりと好みのジャンプによってスピードを調整・コントロールします。
上手い人は全種類のジャンプの完成度が高いので、全て自信たっぷりにスピード出せて綺麗に飛べます。
だから、スピードが常にある選手は、度胸・勇気・自信が揃ってるため凄いのです。
ベース速度・加速力
上記にて「自分の中で8割くらいの加減で速度を調整している」というお話をしましたね。
当然ですが、スピードのMAX速度は個人差や好みがあり、人によって速度は多少変動します。
ちょっと苦手なジャンプの前やまだ習得してほやほやのジャンプの前は少しだけ速度落とすこともあります。
それでも演技中にスピードが凄い人って「自分の中の8割」がめっちゃ早いんですよ。
全力じゃなくてその速度!?
みたいになります。笑
アイスタッツでは24キロくらいから早い人って印象でしたが、あれ全力じゃないんですよね。。笑
つまりマックススピードの速度が高いと、ある程度力抜いても、かなり速度が速いという認識です。
Zメは個人的に選手の「スピードキャパシティー」略して「スピードキャパ」って勝手に名付けてます。笑
また、加速力については前回のこの記事で書いてあります。
少ないクロスで早いスピードに到達できる人が上手いって話です。
スピードを維持できる体力
一時的に全力でやれば、速度ってそれなりに出せるはずなんですけど、
それをすると後半がもたないんですよ。
でもスピード凄い人は、後半でも全く衰えません。
これは、体力があるのはもちろん、上記で話したスピードキャパが広いから、
7~8割の力で十分爆速で滑ることができる筋力があるんですよね。。。笑
これは継続的に基礎練習をしてる上、
プログラムを滑り込んでるのに違いないなって思います。
現役時代、Zメはスタミナの課題はかなりあったのですが、
あれってなかなかすぐにスタミナってつかないので、本当に継続性が物語っていると確信しています。
まとめ
爆速スケーターの凄さと裏の努力の賜物だってことが伝われば幸いです。
また、この記事を読んだ人は、
Zメの書いた全日本選手権/男子の感想noteも読めばさらに楽しくなると思います!
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