ご無沙汰しております。Zメです!
前回ジャンプの難易度について書いた記事を書きながら、この記事の題名を思いつきました。
あと晃平のコメントのおかげでもあります。
俺は3S→3T→3Lz→3F→3A→3Loの順番やったな〜
ループ得意勢とループ苦手勢の記事も面白いかもね笑— 𠮷野晃平 Kohei Yoshino (@kohei88yoshino) November 14, 2019
本日はループジャンプの難しさについては、もちろん、
セカンドのトリプルループ(以下3Lo)の難しさについてもお話できたらと思います。
コンビネーションジャンプではよく3Tをつける選手は見かけますが、3Loは珍しいですよね?
普通に考えたら、
セカンドに3Loをつける方が明らかに基礎点が高いのに少ないのは何故なんでしょう?
結論を言ってしまえば
難しいから
に限るんですが。笑
選手視点でループの何が難しいのかをまとめてみました。
ループの単体の難しさ
助走スピードに頼れない
他の種類と比べて、自分はループの助走スピードが出しにくかったです。
通常、トー系のジャンプはスピードがあればあるほど、ジャンプが補助されて幅が出たり、着氷が流れる役割を担うのですが、ループは別。
ループでは、スピードが補助どころか、牙をむき出して選手を襲う、恐ろしいモンスターへと変わるケースがあるのです。
そのモンスターに遭遇すると、ループすっぽ抜け事件になります。
右の腰をしっかり固定せずに、回転しようとするとすっぽ抜けます。
自分の場合は、右腰を固定する意識をすると、どうしてもスピードが抑え気味になっていました。
トー系はコツを掴めば、スピードとパワーで押しきれるのですが、
ループは重心を精密に維持するコントロールが必要って感覚です
まあ、つまり簡単に言うとループは怖いのです。笑
セカンドループの難しさ
ファーストジャンプをかなり完成度を高くする必要がある
セカンドのループを付けるコツとしては、
ファーストジャンプを気持ち少しだけ早く開くのです。
その理由は、着氷してすぐ片足でそのまま飛ぶので、腰を正面に止める必要があるためです。
そうなると少しだけ早く開いても余裕のある着氷ができるジャンプというのは、
もう自分の中ではほぼ完ぺきに仕上げないとできないです。
また、ファーストジャンプで回転不足を取られないためにも、
回転少し余らせるくらいが理想なので、本当に完成度高いジャンプにしか付けられません。
練習で1回や2回綺麗に飛べるじゃ足りなくて、
いつでも回転余らせるくらい余裕のある完成度ジャンプを習得するにはかなり時間がかかりますからね。
なので、本番の試合で入れてくる選手は本当に凄い。
一方、セカンドに3Tも十分レベル高いですが、
ファーストジャンプをギリギリまで閉めても、つけやすい。
また、多少ファーストが乱れても、トーをついて足の体重移動ができるので、修正が効きます。
そうなるとやっぱりセカンドに3Tの方が自然に確実性が上がるといったところでしょうか。
減点される懸念
アンダーローテーションの懸念(<がつきやすい)
これは、一見綺麗に降りたとしても、微妙に回転が足りないと減点されるルールです。
3Tと比べてセカンドのループはそのリスクがあります。
セカンドのループは着氷時の片足でその場を飛びあがるので飛距離が生まれにくいのです。
自分はトリプルではありませんが、3T+2T+2Loの2Loで回転不足と判定されたことがあります。笑
あれ自分の感覚では着氷できたつもりなんですよね。
でも微妙に回転が足りないケースがあるのです。
3Loが飛べるのに、コンビネーションジャンプになった途端、
2Loでも回転不足取られるケースもあるのです。笑
これがセカンドの3Loとなるとさらに難しいのは安易に想像できますね。
ちなみにZメはループ苦手でしたが、人生で一度だけ
3S+3Loは降りたことあります。笑
たしか17、8歳の頃一般滑走でフェイと3Loセカンドにつけてみようぜってノリで飛べた記憶w
超絶マグレです、はい。笑
まとめ
・3Loはぶん回すとすっぽ抜ける
・トー系のジャンプと同じように簡単にスピードに身を任せられない
・セカンドにループはファーストのジャンプがかなり完成度を高くする必要がる
・本番で出来る人はマジですごい
少し文字だけでは難しかったかもしれませんが、ループの難しさが伝われば幸いです。
これでループを綺麗に飛べた選手を見たらより感動できるかもですね!!
ただこの記事は僕の完全なる苦手目線でした。笑
いずれ得意な人に話を聞いてみたいですね!
今日はここまでです。
またの更新お楽しみに!