どうもご無沙汰しております。ヅメです。
いつもありがとうございます。
この前はこんなツイートをしていました。
【スピンの見分け方】
テレビでやってるスピンはレベル取るために色んな姿勢があって複雑に感じるけど、実際は、
キャメル(T字の形で回るやつ)
シット(姿勢が低いやつ)
アップライト(立ってる状態)
の3つ+
レイバック(反ってる姿勢)
の計4つの基本姿勢から派生してるだけだと思うんですよね。— 橋爪峻也@元フィギュアスケーター (@tatatanta1019) September 3, 2019
本日はスピンについて経験談を交えながら、お話できたらと思います。
ちなみにヅメはスピン結構苦手でした。笑
ジャンプが瞬発系の筋肉をつかうということに対し、
スピンは維持する力って感じだからです。
基礎が疎か気味のヅメは維持力系の技はどうしても苦手意識がありました。
ということで、今回の構成です!
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スピンの基礎知識
まず、前提にテレビでやっているような凄い選手たちは、
ご存知の方も多いと思いますが、レベルを取るため全て応用系の技を交えたスピンをしています。笑
(レベル4が最高難易度で点数が高いため)
そのため、スピンの見分けが難しいって思う方もいるかもしれません。
しかし、実はそこまで難しくありません。
基本の姿勢は主に四つです。(男子の必須①~③)
※左回転の前提
①アップライト
経っている姿勢で回っているもので、
軸足が真っすぐの物は基本的に全てこちらに分類されいます。
実はA字のあのスピンとかも一見しゃがんでいるように見えますが、
軸足は真っすぐなので、アップライト系の難しいバリエーションとしてカウントされています。
右足が軸なのか左足が軸なのかで名前も変わります。
テレビで目立つの右足でまわるバックスクラッチですね。左はスタンドスピンといいます。
小塚君がいつも終盤のスピンでやる高速バックスクラッチとかがこれです。
②キャメル
お尻より太ももが上という定義です。
ドーナッツスピンとかもキャメルからの派生です。
ちなみにドーナッツスピンはバックキャメル(右足軸)が多い。
③シット
こちらもお馴染みですね。
膝よりお尻が下とい定義です。
パンケーキ、ブロークン等がこれに入ります。
シットスピンの難しい種類はググってみれば、見たことある姿勢が沢山出てくると思います。
著作権や無断転載が怖いので、本稿では画像は控えさせて頂きます。ごめんさい。
④レイバック
弓なりに反る姿勢のスピン。
こちらは女子選手ではよく見られますが、男子ではレアですね。
やったことがあまりないので、ここは、あまり詳しくありません。
ごめんさい。。。
ただ、何回か練習ではやった時は、普通に苦しかった。笑
※イラストは柏ポチさんに書いて頂きました。
https://twitter.com/Kashiwa_pochi?s=17この方が描いているスケートあるある系の4コマは、
選手のちょっとした日常あるあるが分かりやすくかつ、面白く書かれており、
絵も可愛らしくて、とても癒されます。
よかったらフォローしてみてください。
各スピンの難しさ
アップライト編
スケート習い始めて、一番最初にやるスピンがアップライトスピンです。
スピンの基礎ですね。
アップライトを上手くするには、微妙に体重移動を繰り返しながら、
軸が安定するスイートスポット的な位置があるので、そこを見つけて維持して回るのがコツです。
口で言うのは簡単ですが、実際難しいです。笑
これ自分の場合、ここだ!って思って回ったら、回転がめっちゃ流れてしまってツイズルみたいになったケースも沢山ありました。笑
スピンの理想は軸がぶれずに独楽みたいにその場で回ることです。
軸がずれると回転が流れると「トラベリング」してしまいます。
こうなると、スピンとして認められなくなるので正しい軸を作ることが大事なのです。
これは、他のスピンも全て同じ事が言えます。
キャメル編
一見足が高い位置に上がって難しそう!って思うかもしれませんが、
実は入り方とタイミングの方が難しかったりします。笑
逆に入り方とタイミングがしっかりすれば、踏ん張ってれば勝手に回ってくれます。
僕はよく入り方のタイミングがつかめなくて、失敗していました。
というのも、キャメルはできても回転を速くするの難しいんですよね。
キャメルで回転が速い人が相当な数をこなしてきたんだと、経験者からみてしみじみ思います。
右足を軸にするバックキャメルはもっと難しい。
足替えた途端に回転が落ちる、あら不思議。
ジュニア時代は必須課題として、
足替えキャメルをプログラムに入れないといけない年があるのです。
僕の世代の男子勢が苦手意識がある人が多かった気がします。笑
僕は、もうレベル2取れれば大万歳だった。笑
最近は本当にみんな上手で、よくレベル取れるなって思っています。笑
シット編
僕はスピンが苦手の中、唯一救いだったのがシットでした。
わりと勢いに任せて、しゃがめば勝手に回ってくれる、素直な奴です。笑
ただ、座っているつもりが思ったより姿勢が高いので、もうお尻が氷の着くくらいの勢いでようやく競技試合でシット認定してくれる感じです。
そして、シットは座るのは楽なものの、起き上がるのがしんどいです。笑
あとは難しいバリエーションでパンケーキやブロークンで回転数を上げるにはそれなりの数をこなせないと、GOEでプラスはもらえないですね。
やっぱり上手い人はレベルを取るだけじゃなくて、回転数を加速してきてGOE(加点)がつくので、
総合的に点数が高くなるんですよね。
昔よく男子チームでシットスピン大会やったな~。
フェイが左足のシットスピンだけで50回転くらいして、圧勝してた覚えある。笑
レイバック編
ちらっと練習でやったことありますが、
身体反ると正しい軸の位置が全然分からなくなりますし、なにより、
苦しい~。。。息がしにくい。。。笑
って感じです。
まとめ
スピン全般はわりとこなした数がものをいう技術な気がします。
維持する力が常に使われるので、プログラムの最中ちょっと休憩できるかな?って思われがちですが、
全然休憩できないです。笑
一回スピン抜きでプログラムやったことあるのですが、めちゃくちゃ楽に感じた覚えがあるので、
結構の体力を消耗しています。
ちなみに練習では、わりとジャンプや曲掛けに集中しがちで、時間を割くには、自分から積極的に取らないとできない要素だったりします。
上手い人は主体性もって、自主的にやっているんだろうな~って思います。
僕はあまりできなったので、やっぱり選手みんな尊敬します。
いかがでしたか?
この記事を読んでみてスピンについて新しい発見をしてもらえたら本望です!
本日はここまで!
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