木内千彩子との対談【シンクロナイズドスケーティングの基本】

目次

はじめに

久しぶりに木内千彩子に会ってきましたー!

令和初の木内さんです。笑

そうです。ヅメの結構な推しメンです!笑

彼女の紹介はこちらの記事にも載ってます。

http://www.zumehashi.com/2019/03/09/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%92%E7%9F%A5%E3%82%8B%E3%80%90%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E9%81%B8%E6%89%8B-%E6%9C%A8%E5%86%85%E5%8D%83%E5%BD%A9/

超簡単に説明すると、

・小塚アカデミーで初めて会う

・同い年!

・あれ?この子すごい人だ!

・推したい!

・ブログに取り上げさせて!

ってなったのが流れ。笑 

それが現在

”シンクロの説明とかもここでやったら、面白そうよね!”

となり、今に至ります。

ってことで、今日はシンクロのエレメンツの基本を木内さんに聞いてきました!

シンクロエレメンツの基本でもある5大要素について、彼女自身の体験談も交えながら、対談風に進めてきます。(今回は4つ)

5大要素とは
①サークル

②ウィール
③ライン
④ブロック
⑤(インターセクション)
こちらの記事がとても分かりやすく載っています。
今回は体験談やレベルを取るエレメンツの話がでてくるので、シンクロのエレメンツの詳細自体はここのサイトをざっと読んでもらった方が分かりやすいかもです。
この記事もところどころ参照させて頂いています。

サークル

ヅメ
ヅメ

サークルはもう言葉の通り?(笑)

千彩子
千彩子

うん(笑)サークル状の形をしたのが全部サークル。二重でも円の中が逆回転も全てサークルって言うの。

ただ、サークルにも中心が動かない「ローテーティング」と滑りながらサークルの形を保つ「トラベリング」に分けられる!

ヅメ
ヅメ

ほうほう。その中でもまた細かい条件でレベルが上がるとこあるのね。

千彩子
千彩子

そうそう。その辺はまた複雑だから今度説明するね。笑

ヅメ
ヅメ

そうだよね。笑

このトラベリングってすごい難しそう(小並感)

千彩子
千彩子

そうなの。普通の円の状態ならまだしも、トラベリングしながら円の形を二重に変形させたり、逆回転に変えたりするのは本当に難しい。

円が進んでいるの状況で人と入れ替わるタイミングとか、速度の調整は慣れるまで時間がかかった~。

言葉だけだと難しいので、彼女の所属していたチームの演技の一部を見てみましょう

 

これは、トラベリングサークルの高いレベルをとるために必要なウィーヴィングと呼ばれる動きです。

二重円になって、右から左にトラベリングをすると同時に、選手同士が交差しながら、内側の円と外側の円が入れ替わっていますね。

この入れ替わりはかなり難しそうですね。

千彩子
千彩子

どうむずかしいか図で説明するとこんな感じ

 

分かりやすくするために2パターンに絞りました。

トラベリングをしながら緑の人が内側に入れ替わるのは、

ただでさえ、トラベリングで進んでいるのに、進行方向にさらに進む必要があるので

かなり加速する必要があるみたいですね。

一方、先頭の人(赤い人)は逆にほぼ停止した状態で、内側と入れ替われるので一番シンプルですね。

ただ、完全なる停止は、トラベリングの終了と取られてしまうので、その微調整が難しいです。

千彩子
千彩子

しかもこれは、ほんの2パターンだけど、当然もっと人数がいて、各自それぞれの人がサークルの形を保つためにスピードを微調整する必要があるの。それに音ハメのタイミングも加わるから頭パンクするよね。笑

だからめちゃくちゃ難しい。笑

ヅメ
ヅメ

へぇ~!たしかに聞けば聞くほど難しそう。。

千彩子
千彩子

あと、サークルは手繋ぎながら、移動するのはめちゃくちゃやりにくいっていうのは個人的な意見。

ヅメ
ヅメ

あー、手繋いだら、めっちゃ引っ張られそう。痛い痛い!!ってなるの?笑

千彩子
千彩子

そうそう!!ほんとに千切れるかと思うくらい引っ張られる!笑

確かに手を繋いだ方が、円がしっかりに綺麗に見えるからGOE(加点)は取りやすいだけど、遠心力と反発で、本当に難しい。

ウィール

ヅメ
ヅメ

次ウィールだね。

あの中心点を軸に風車のように回るやつか。

卍とか描けそうだよね。笑

千彩子
千彩子

卍。笑

そうそう。一回動画で見てもらったが早いね。

via GIPHY

千彩子
千彩子

ウィールは外側の人がガン漕ぎ(めっちゃスピード出して)して、中心の人はほとんど足踏みをする感じ。(中心めっちゃ楽。笑)でも中心が楽なのは、中心が止まっている状態のローテーティング

ヅメ
ヅメ

あー確かに見た感じそうだね。笑

ちなみにいつも千彩子の位置は?

千彩子
千彩子

大体一番外側だからいつもガン漕ぎ!笑

マックススピード!基本的には列で助け合って、

お互いをしっかりホールドして、押し合うんだけど、たまに全然助けてくれない人がいる。。笑 「もうちょい助けて~!」ってなる。

ヅメ
ヅメ

www

ちょいちょい!ってなるんだね(笑)

千彩子
千彩子

それで、中心が楽なのはローテ―ティングのウィールって言ったけど、トラベリングウィールは逆に中心が一番大事。

中心が移動しないと、ウィール自体は動かないから。

そのスピード感の微調整とかを全て考える必要があるの。

だから、中心が舵を取って外側は体力勝負!みたいな。笑

ヅメ
ヅメ

なるほでねー。じゃ、それこそシングル経験が豊富でめっちゃスピードが速い人とかは外側任されて、内側は小回りの調整とかできるシンクロの経験が長けている人になる感じか。

千彩子
千彩子

そうそう!

サークルウィールには2種類ある
①ローテーティング・・・
中心は動かず、要素の中で回転方向や形、列が変化する要素
②トラベリング・・・
サークル、ウィールの隊形を維持したまま移動する要素
※参照サイト
http://kansai-synchro.com/synchro.html

ライン・ブロック

千彩子
千彩子

ラインは2列以下のもの!

基本的にいつも手を繋いでいる。

3列以上はブロック。

ヅメ
ヅメ

この2つは常に動いている状態のエレメンツね。

千彩子
千彩子

うん。それとラインとブロックには、動きが2種類あって、ピボッティングリニアがあるよ。

ピボッティング・・・
ある一点(ピボッティングポイント)を中心とし、
隊形を維持したまま移動する要素
リニア・・・
要素の最中に形が変化したり、ホールド(つなぎ方)のバリエーションや列、スケーターのポジションが入れ替わるなど、様々に変化する要素
※参照サイト
http://kansai-synchro.com/synchro.html
リニアのライン
ピボッティングのライン
千彩子
千彩子

ピボッティングのラインの時の端っこはめちゃくちゃ疲れる!笑

ヅメ
ヅメ

あー中心から離れているもんね。笑

そんでシングル経験がある千彩子はいつも端っこだもんね。

千彩子
千彩子

うん、そうそう。

あとブロックといえば、ノーホールドブロック(手を繋がないでブロック状に滑るエレメンツ)が特に難しい~。

ノーホールドブロックの中に特に難しいターン(ロッカー、カウンター、ブラケット等)を踏むときはターンのエントリー角度までしっかり決められているの。そこを考えるのが大変かな。

ヅメ
ヅメ

ん、それはどうして?

千彩子
千彩子

最初の入る角度が違うと、ターンの終わる位置が全然違う場所になって全く揃わなくなるから。もうそうなると、練習も即座に終了して、やり直しになる。

ヅメ
ヅメ

お、結構それ怒られるやつじゃん。笑

千彩子
千彩子

うん。笑

「そこ!位置外れている!角度の方向教えたでしょ!!」みたいな感じで怒鳴られる。笑

ヅメ
ヅメ

おー怖い!!笑

ごめん、そろそろ文字数ヤバイから次回にします。笑

※今回木内さんに説明して頂いた要素4つのエレメンツを進化させ、2018〜2019年のシーズンから新しくエレメンツに加わったアーティスティックエレメンツというものがあります。

アーティスティックエレメンツとは・・・
サークル、ウィール、ブロック、ラインの4つのエレメンツの最中に、陣形変化・ジャンプ・スピン・ペア要素、リフトなどの要素を付け加えてレベルを取る自由度の高いエレメンツ。

まとめ

いかがでしたか?

シンクロの奥深さとか大変さが少しでも伝われば幸いです。

今回書き切れなかった分が結構あります。。。なので、

次回はシンクロスケート選手の練習メニューシンクロスケートが上手い選手はどんな特徴があるのかをテーマに書きます!

お楽しみに!!

 

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